Ia Orana Tatou! みなさん、こんにちは。
Heivaをご覧になったことはありますか?
今ではタヒチ以外でも世界各国で開催されているタヒチアンダンスの大会。
タヒチのHeivaは実は島によってグループ構成だったり、練習期間だったり、観客の入れ方が異なります。
Heivaはダンス以外の種目もありますが、今回はダンスについて実際にボラボラ島とタヒチ島で出場した時の経験をお話しします。
ボラボラとタヒチのHeiva
ボラボラのHeiva
規模
ボラボラのHeivaはタヒチより規模が小さいです。
既に会場が存在するタヒチと違い、Heiva時期になると簡易会場が作られます。
そしてHeivaが終わると会場は撤去され、また翌年のHeiva開催前に建てられます。
Vaitapeの街にあるPlace Moto'iと呼ばれる広い空き地が会場になります。
砂地の上で踊るので、つま先立ちなどで踊ると砂に足を取られ、踊りにくいのが難点です。
でもそれも離島らしくあり、タヒチらしくもあり変わってほしくない点でもあります。
グループ構成
グループ構成はボラボラの各地区のグループに分けられます。
私がいた2010年~2015年の間はAmanahune, Anau, Faanui, Nunue,
Tiipotoの5つで分けられていましたが、2017年に新しいグループ”Hitia"が誕生しました。
練習期間
練習期間は約1カ月ほど、土日を抜かしたほぼ毎晩練習します。
ボラボラのHeivaでは、どのグループもダンスの公演以外に歌の公演も行うので、歌の練習もしなければなりません。
練習期間が短い上に全てタヒチ語・・途中で歌詞を変えたり・・中々頭に入りません・・
観客の入れ方
ボラボラHeivaでは基本的に正面の客席は出資者と観光客が使用します。
出資者は前の数列に着席し、その後ろのひな壇が観光客用です。
ひな壇部分の座席は、ボラボラの各ホテルが座席チケットを運営側から分配され保有し、それぞれホテル宿泊の観光客を会場へ連れて行きます。
観覧希望客が多く、保有の座席チケットが足りない場合は、他のホテルで売れずに残っているチケットをそのホテルから購入し充てがったりします。
現地の人々は正面ではなく、左右に場所取りをして観覧します。
場所取りは無料で出来、前日や当日の早朝にブルーシート等の敷物を敷き、場所を確保します。
左右はダンサーを間近で見れるので迫力満点です!
タヒチのHeiva
規模
タヒチのHeiva会場は3千人以上収容できる大きな会場。
正面席と左右の側面席があります。
正面の方が料金は高いですが、全体を見渡せるのでおすすめです。
パーカッションやウクレレ弾き、歌い手を観たいという方は側面席の方が彼らがいる舞台に近いです。
グループ構成
タヒチのグループは地区で出場するグループもありますが、ほとんどは個人グループ。
ダンス教室を持っている先生や新しく個人のダンスグループを作って参加します。
タヒチではアマチュア部門とプロフェッショナル部門の二つに分かれています。
プロ部門から参加したいグループは、まずアマチュア部門で優勝しなければプロ部門での参加資格はありません。
ただし、一度でもアマチュア部門で優勝すれば、その後はずっとプロフェッショナル部門から出場できます。
練習期間
タヒチでは早いところで2月中旬から、遅くても3月下旬には練習が開始されます。
初めの頃は週2~3日。大会近くになると週4~5日、練習と衣装などの準備をします。
曲に合わせて踊るアパリマや、打楽器のみのオテア等、数曲の振り付けを覚えることはもちろん、フォーメーションなども覚えます。
衣装作りはもちろん、小道具を使う場合はその小道具の用意などもしなければなりません。
ボラボラ島と異なり、ダンスグループが歌部門にも出場するというところは少ないです。
基本的にダンスグループはダンスのみ、歌のグループは歌のみのコンテストに出場します。
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