タコノキの用途
みなさん、こんにちは。
Queen Takakiinaです。
突然ですが、タコノキってご存じですか?
タコノキとは・・
タコノキとは、”パンダナス”とも呼ばれるタコノキ科の常緑高木。
海岸付近で生育し、木根が支柱のように幹を取り巻いてタコのように見える植物です。
ここタヒチでは、”パンダナス”もしくはタヒチ語で”ファラ”と呼ばれ、植物の中ではヤシの木の次に需要があると言っても過言では無い、タヒチには無くてはならない植物です。
今回はそんなタコノキを使った代表的な3つの用途をご紹介!
タコノキ(パンダナス) |
その① 屋根の葺き材
南国の屋根はこのイメージが強い!
水上コテージなども、この屋根じゃないと南国の雰囲気が出ないと言っていいほど重要な役割を果たしています。
中にはヤシの葉で作られた屋根も存在しますが、耐久性がタコノキより低いので、あまり使用されていません。
ただ、タコノキの屋根材も劣化するので数年に一度は葺き替えが必要です。
一般家庭の屋根でタコノキの葉を使用しているお家は少ないですが、観光客を迎え入れるホテルやペンションはタコノキの葉の使用率が高いです。
最近では、タコノキの葉に似せたプラスチックの屋根材も!
葺き替える頻度が少なく済み、安価な為、プラスチック製の屋根材を使用しているホテルも最近は良く見かけます。
個人的にはプラスチック製を使用しているのは見て分かるので、ちょっと寂しい気がしてしまいますが・・
でも本物そっくりに作られているので、注意深く観察しないと分からないかも!?
その② 籠バック
南国らしい雰囲気の籠バックもタコノキの葉で編まれています。
タコノキの葉を乾燥させ平らに伸ばしたものをタヒチ語で”Pae'ore”と言いますが、そのPae'oreを使用します。
タヒチアンママ達の手によって一個一個編まれた籠バックは一つとして同じものは無いので、自分だけのオリジナルを見つけられるのが嬉しい♪
小さいサイズから大きいサイズまであり、ビーチに持って行けば映えること間違いなしです!
丈夫で結構重いものを入れても長く使えますよ。
私は仕事用カバンとして書類などを入れ使用し、その上1.5リットルの水も入れて持ち歩いていました笑
その③ 衣装(ダンスコスチューム)
タヒチはタヒチアンダンスを踊っている人(習っている人)が多い。
趣味の習い事として、本業のダンサーとしてタヒチアンダンスを踊る。
タヒチ発祥なのでそりゃぁそうですよね。
その為、ダンス教室の発表会や、年に一度のお祭りではダンスコンペティション、ホテルのショー、結婚式や催し物の際に踊ったりと兎に角踊る機会が多い。
その都度衣装を作る為、ダンサーは一年中衣装づくりに大忙し。
そしてその衣装を作るのに欠かせないのが、このタコノキの葉っぱ。
Pae'ore(タコノキの葉を乾燥させ平らに伸ばしたもの)を編んだり折ったり、繋ぎ合わせたりしながら形を作っていきます。
頭飾り、首飾り、腰飾りと何でもござれ。
以前紹介した、”植物で作るダンス衣装”の記事に書かれていた”Pae'ore”とはこのタコノキの葉を乾燥させたものです。
頭飾り |
タコノキの実の首飾り |
タヒチには無くてはならないタコノキ。
面白い形なので観葉植物としても楽しめますょ♪
では、また。
Nana!
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