南国には沢山の植物が生い茂っています。
変わった形の植物だったり、トロピカルな色の植物だったり多種多様で見ていて飽きません。
そんな時、
「これ、何ていう名前だっけ!?
見たことあるのに名前が思い出せない!」
と、そんな経験をしたことはありませんか?
今回はタヒチに存在する木のご紹介です。
へぇ~そんな名前だったの。
~タヒチに存在する木の名前~
ヤシ |
┃ ヤシの木
南国と言えばヤシの木!
ヤシの木にも色々種類があるのはご存じですか?
タヒチにはココヤシ、オウギヤシ、フィジーヤシなどが存在します。
ココヤシ・・・果実が有名なココナッツ!
果実内部に溜まった水は飲用として飲まれるほか、ナタデココの原料として使用されます。
また、ココナッツを砕いて絞ったココナッツミルクも濃厚で美味。
ココナッツを乾燥させたコプラからはココナッツオイルを採ることが出来ます。
オウギヤシ・・・葉が扇形で可愛いオウギヤシ。
扇のように放射状に広がる葉を付け、燃える線香花火を逆さにしたような容姿です。
フィジーヤシ・・・ヤシ科プリトカルディア属の常緑低木。
フィジーフトエクマデヤシとも呼ばれ、葉の形状は面白くインテリア性が高く、観葉植物に持って来い。
その他にも、ナツメヤシやアサイー、アブラヤシ、チョンタドゥーロなど、ヤシの木は約2500種存在するそうです。
┃ タビビトノキ
葉の形状が面白いタビビトノキ。
葉が扇状に広がった大きなタビビトノキは、遠くからでも確認できる存在感抜群の木。
葉っぱはバナナの葉にそっくりです。
英語名は”Traveller's
Palm(旅人のヤシ)”ですが、ヤシ科ではなくゴクラクチョウカ科に属するというから面白い。
この木は葉柄に水を溜める為、乾燥地帯の旅人の飲料水とされた事から名前が由来すると言われています。
葉が東西方向へ扇状に広がり、旅人がコンパスの代わりに用いてた。と言う話を聞いた事がありますが、定かではありません。
| テリハボク
テリハボク |
太平洋諸島の海岸近くに分布するテリハボク。
タヒチではタマヌと呼ばれています。
丈夫な材木は船やカヌーの材料に使われ、
種子から抽出されるタマヌオイルは、外用薬や化粧品の原料に使われています。
また、オイルは灯火用にも使用され、バイオディーゼル燃料に適すると現在注目されています。
私の家ではお家BBQをする時に、薪を燃やすのに使用しています。
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| パンノキ
ニューギニア原産のパンノキは3500年以上前、ポリネシア移住中に太平洋諸国に拡散され、今では居住地域の殆どの島で確認することができます。
タヒチではウルと呼ばれるパンノキ。
今日では数十種類のパンノキが存在するそうです。
栄養価の高いパンノキは食用として古くからポリネシアの人々に食され、様々な調理法で現在も食卓に載っています。
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| マぺ
タヒチアン栗、ポリネシアン栗とも呼ばれるマぺ。
木の根がうねうねと面白い形をして広がっている。
幹を硬い木などで叩くと音が響き、
昔戦国時代の頃は敵の侵入を確認すると、マぺの木を叩いて味方に知らせたそうです。
果実は食用で、茹でて食べます。
味、食感は栗と芋の中間と言ったらいいのでしょうか。
似ている食べ物を思い出せないので何とも言えませんが、普通にお腹に溜まり、小腹がすいた時にあると嬉しい一品です。
タヒチでは、道端で売り歩いている人がいます。
| タコノキ
以前、タコノキの用途でご紹介したタコノキ。
根が蛸の足のように広がっているタコノキは葉の用途が沢山あります。
籠、バック、帽子、屋根の葺き材、ダンス衣装などなど、使い勝手がいいタコノキ。
葉は単色緑色の他に、緑と黄色が混ざった見た目にも美しい種類もあります。
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| ゴムノキ
種類が約800種類もあるゴムノキ。
イチジクやベンジャミン、ガジュマルもその仲間です。
大きく育つと地面に向けて多数の気根を伸ばし、やがて気根が宿主の幹を覆い、絞め殺すように成長することから、絞め殺しの木とも呼ばれています。
大きく育ったゴムノキは気根も沢山伸びていて、迫力があります。
パペーテ市内の国会議事堂前にあるゴムノキは、以前は太い枝部分がバーとなり、あの画家のポールゴーギャンもお酒を嗜んでいたそうです。
| まとめ
いかがでしたか?
知っている木の名前はありましたか?
見たことがある木はありましたか?
今回ご紹介したのは代表的な南国の木の名前です。
その他タヒチでは、幹が硬くて丈夫なトクサバモクマオウ、ハイビスカスの一種で秋篠宮佳子様のお印でもあるオオハマボウ(ゆうな)など、沢山の南国の木を見ることが出来ます。
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