【ローカル・ソウルフード】 パリッパリッ!
みんな大好きパンノキ チップス(URU CHIPS)
パンノキ チップス |
タヒチのローカルフード「パンノキチップス」。
パンノキって何だか分かりますか?
パンノキとは熱帯地域に分布しているクワ科パン常緑高木です。
その実は、味や食感がパンに似ているため、英語名はBreadfruit(ブレッドフルーツ)と呼ばれています。
パンノキの実はタヒチでは昔から主食として食べられ、パンやお米の無い時代には無くてはならない食材でした。
価格が安く、エネルギー価の高いこのパンノキ。
大航海時代には1本の木から沢山の実が採れるこのパンノキの苗を、
イギリス海軍がタヒチからイギリスの植民地へと運び込んだほど。
その時に起きた反乱、「バウンティーの反乱」も有名です。
<タヒチ出航後の航海中、船員の反逆行為が起こり、船長とその他数名の船員が島流しされた話>
この実、タヒチ語ではURU(ウル)といいます。
道端で、一個100~200cfp(約100~200円)ほどで販売。
家庭の敷地内で育ち、木に沢山実が生るので安く購入出来ます。
ここタヒチでは、URUを焼いて食べるのが主流です。
BBQのように屋外で調理します。
皮が付いたまま丸ごと火に投げ入れ、外側が黒焦げになって中まで火が通ったら、黒くなった炭(皮)を剥がし、中身はコンビーフと混ぜて食べるのがおすすめ。
コンビーフに塩気があるので調味料を追加する必要はありません。
焼きあがったらフォークなどで軽くURUをほぐし、コンビーフと混ぜ合わせて食べます。
ほどよいコンビーフの塩気と油分がURUに絡まり、美味です。
パンノキの実は焼いて良し、蒸して良し、煮て良しですが、私が好きなのはチップス。
フライドポテトのように厚めに切って揚げたURUフリット(パンノキポテト)も美味しいですが、パンとジャガイモの間といった感じでちょっと重め。。
ポテトチップスのように薄くスライスして揚げたものは、パリッ、バリっと歯ごたえも良く、ポテトのように重くないので、食べやすく、美味しくて手が止まりません。
パンノキ ポテト |
中々チップスで販売しているお店は少ないのですが、最近では数年前に設立された、タヒチのチップス会社のURUチップスがスーパー陳列されているのを見かけます。
やめられない食感と美味しさ。
機会があったら是非食べてみて下さい♪
では、また。
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