【南国タヒチの生活】マルケサスダンス

 今回はマルケサスの踊りについて。


仏語ではDanse Marquisien(ドンスマルキズィアン)、英語ではMarquesan Dance(マルケザンダンス)と言うマルケサスの民族ダンスについてご紹介します。


マルケサスダンスとは?


その昔マルケサスの人々は戦士であり、狩人でした。


時に恐れられ、時に尊敬される偉大な戦士たち。

そのパワーや狩猟、威嚇を集約した芸術的なダンスをHAKAと言います。

HAKAはマルケサス語で「踊り」という意味ですが、
HAKAは単なるダンスではなく、一つの文化であり、言語を伝える強い意志が含まれています。


マルケサスの旗

HAKAとHAKAMANU


戦士の踊り鳥ダンスが有名なマルケサスダンス。


HAKAはアグレッシブで威嚇の声を出しながら太鼓のリズムに合わせ踊る戦士たちの踊り。


HAKAMANUは鳥が舞う様子を歌に合わせて踊る優雅な踊りです。

若い女性が鳥の羽を纏い美しく舞い、人々を魅了します。


Marquesan dance


HAKA GARSON

野性味あふれる肉体美の男性戦士の踊り。

マルケサスの象徴である猪(野生の豚)の鳴き声で相手を威嚇。

「ンハッ ンハッ ンハッ」といった声というより鼻と喉で鳴らす音。

上半身を前後に動かし発声します。

その音(声)が大きければ大きい程、強さを表し相手に恐怖心を与えます。


HAKA FILLE

女性も負けてはいません。

美しさとカッコよさを併せ持った女性たちの踊り。

戦いに参戦していた女性たちの踊りは美しいながらも勇ましい。

敵を倒し、その肉を食らうような振り付けはゾッとするけど何故か見惚れてしまう仕草。


力強くリズミカルな太鼓の音は、ダンサーと観客の鼓動を高め、一気に戦いの場に誘います。


そして最後の演目、Hakamanuの鳥ダンスは戦いの場から楽しい憩いの場へと導きます。

ゆっくりした曲調に鳥の鳴き声や振り付けで、周囲を鳥たちが楽しく歌うように飛んでいる世界観があります。

Bird dance

SHOW AT HOTEL

タヒチのホテルでは、マルケサスダンスのショーをご覧いただくことが出来ます。

Faa’a地区にある、インターコンチネンタルホテルでは毎週日曜日の朝、ブランチの時間にマルケサスダンスショーを開催しています。

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