【フランスの祝日】11月1日の Férié は「諸聖人の日」

 

フランスでは、11月1日は国民の祝日。


この日は聖人たち(有名無名を問わず、すべての聖人="tous les saints, connus et inconnus")を祝福する日です。

 

【フランスの祝日】

111日の Férié は「諸聖人の日」



UnsplashK. Mitch Hodgeが撮影した写真   


111日の「諸聖人の日(しょせいじんのひ)」はFériéで、フランスではこの日は国民の祝日。

Férié(仏) ・・ 祝日


カトリック教会の祝日の一つで、全ての聖人を祝福する日です。

日本語では「万聖節」(ばんせいせつ)とも言います。


仏語ではToussaint 、英語ではAll Saints' Day


フランス語のToussaint(トゥッサン)は、

Fête de tous les saints = 全ての(Tousの聖人(Saintsを祝う日なのでToussaintと言います                                    

単語の意味を知ると覚えやすいです。


Toussaint・・La Toussaint est une fête catholique, célébrée le 1er novembre, au cours de laquelle l’Église catholique honore tous les saints, connus et inconnus.


キリスト教の宗教文化を受け継ぎ、フランスでは1801年からこの日が祝日になりました。


ちなみに、1031日のハロウィンHelloween)は、111日の聖人を崇敬、祝福する「諸聖人の日」「万聖節」(All Hallows) 前夜祭 (All Hallows' Eve)という意味。

古代ケルト族から生まれたヨーロッパ発祥のお祭りです。

Hallows(英)・・聖霊、神聖化された、崇敬する 



111日にすべての聖人を祝福した翌日の11月2日は死者の日です


すべての死者のために祈りを捧げる日「commémoration des fidèles défuntsになります


「死者の日」はキリスト教で全ての死者の魂のために祈りを捧げる日であり、正式にはThe Commemoration of All the Faithful Departed」(信仰を持って逝った人全ての記念日)と呼びます。

 

commémoration des fidèles défunts・・appelée aussi jour des morts, est une célébration qui dans l'Église latine a lieu le 2 novembre, le lendemain de la fête de la Toussaint


「死者の日」は112日がですが、この日は平日のため、多くの人は休日の11月1日「諸聖人の日」にご先祖様のお墓参りをします。


ここタヒチではフランス同様、111日の祝日にお墓参りをする習慣があります。

カラフルな南国のお花がお供えされるため、どこのお墓も色鮮やかで明る雰囲気です。

 

マルシェで発見!お墓にお供えするカラフルなお花



旅行やお出かけの方は、11月1日は祝日で閉まっているお店が多いので気を付けてくださいね。

 

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