- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
フランス語では大福をMOCHIと言う!?
日本の伝統的な和菓子「大福(だいふく)」は、もちもちとした食感と甘い餡(あん)が特徴で、日本人にとって馴染み深い存在です。
しかし、フランスをはじめとするフランス語圏では、大福を「MOCHI(モチ)」と呼ぶことが一般的になっています。
なぜフランス語圏では「MOCHI」という呼び方が定着したのか、その背景と魅力について詳しく掘り下げてみましょう。
「MOCHI」としての広がり
フランスで「MOCHI」という言葉が広く知られるようになった大きな要因の一つは、日本の餅文化が海外で人気を集めていることです。
特に「Mochi Ice Cream(モチアイスクリーム)」が欧米で大ヒットし、その影響でフランスでも「MOCHI=甘い和菓子」という認識が広まりました。
日本でも大人気な「雪見だいふく」は大福の柔らかい食感にバニラアイスがぎっしり詰まって美味しさの宝箱!と言った感じで、海外で大人気!
つまり、日本人が「大福」と認識するものも、フランスでは「MOCHI」に分類されるのです。
この餅特有の柔らかい食感と伸びる形状が人気の拍車をかけています。
ですが、海外の方はMOCHIの中に餡子が入っているイメージはあまりありません。
フランス人にとってのMOCHIの魅力
1. ユニークな食感
フランスのお菓子といえば、クロワッサンやマカロン、エクレアなど、サクサクやふんわりした食感が特徴です。そんな中、モチモチとした「MOCHI」の食感は非常に新鮮で、フランス人にとって新しい味覚体験となっています。
2. ヘルシーなイメージ
フランスでは健康志向の高まりとともに、グルテンフリーの食品が人気を集めています。もち米を使った「MOCHI」は小麦粉を含まないため、健康志向の人々の間で「ヘルシーなお菓子」として認識されています。
3. ビジュアルの魅力
カラフルなフルーツ餡を包んだ大福や、和モダンなデザインのパッケージが目を引き、インスタグラムなどのSNSで話題になりやすいのも「MOCHI」の魅力の一つです。フランス人は美しいものに敏感で、食べる前にまず見た目で楽しむ文化が根付いているため、かわいらしいMOCHIが人気を博しているのです。
なぜ「大福」ではなく「MOCHI」なのか?
1. 「DAIFUKU」は発音しづらい
フランス語では「DAIFUKU(ダイフク)」の発音が難しく、「MOCHI」の方がシンプルで覚えやすいため、一般的に使われるようになりました。
実際、フランスのスーパーやレストランでは「MOCHI」という名前で販売されていることが多く、これがフランス人の間で定着するきっかけとなっています。
2. 「MOCHI」の方が総称として使いやすい
「MOCHI」は日本語で「餅」を意味する言葉ですが、フランスでは大福や求肥を含む日本のもち菓子全般を指す言葉として使われています。
そのため、「MOCHI」というシンプルな呼び方の方が、現地の人々にとって理解しやすかったのです。
3. 和食ブームの影響
寿司やラーメンといった日本食が世界的に人気を集める中で、デザートとして「MOCHI」も注目されるようになりました。
特に、日本の伝統菓子の中でも食べやすく、フルーツや抹茶などのフレーバーが豊富な「MOCHI」は、フランス人の好みに合ったスイーツとして受け入れられました。
まとめ:フランス語圏で「MOCHI」が定着した理由
フランス語圏で大福を「MOCHI」と呼ぶ理由は、以下のような背景があるからです。
「MOCHI」は発音しやすく、覚えやすい。
日本の餅文化がフランスではまだ細かく区別されていない。
「Mochi Ice Cream」の影響で「MOCHI」という名前が広まった。
-
ユニークな食感、ヘルシーなイメージ、美しいビジュアルがフランス人の心をつかんだ。
こうした要因が重なり、「MOCHI」はフランス語圏で一般的な呼び名となったのです。
日本では「大福」と「餅」は明確に区別されますが、フランスでは「MOCHI」が和菓子の象徴として親しまれています。
もしフランスを訪れる機会があれば、現地のスーパーマーケットや和菓子店で「MOCHI」を探してみるのも面白いかもしれません。
是非あなたのお気に入りの「MOCHI」を見つけてみてくださいね。
コメント
コメントを投稿